満ち足りて優しく生きるための覚書

自分を好きになる、自分に生まれてよかったと言える、満足して、自分にも人にも優しくなれる、そんな人生にしたい。

自分を好きになりたかった

この学びを始めたころ、ミラーワークというのを知って、やってみた。

鏡に向かって、「私はあなたが大好きです」って声に出して言ってみるのだ。

最初、「ウソだー!!!」って叫んだことを覚えている。

自分の顔を見ながら、私は私が好きではなかったって気が付いた。

自分を好きかどうかなんて考えたこともなかった。じっくり向き合ったことなんてなかったからね。

自分を大事にすることってなんとなくわかりそうな気がしたけど、自分を愛するってどういうことかわからなかったんだ。

 

だって、自分は大したことない人間だって思ってたから。私の代わりはいくらでもいるって思ってたから。全然自分に自信がなかったし、ダメな私って思ってたから。やってもやってもできない私、頭悪い私、なんでも中途半端な私、好きな人にも振り向いてもらえないかわいそうな私、いくつになっても親に甘えてる私、何かを作り出していく力がない私、要領の悪い私、なんだか際限なく出てくる感じ。

ホント、自分のことをないがしろにしてても気づかないくらい、自分のことどうでもいいと思ってた。

だから、「自分のことが大好きです」なんて言葉は私の人生の中にはなかったんだ。

なんて残念な自分。

 

でも、本当は、自分のこと好きになれたらどんなに幸せだろうかって、ちょっと思ったよ。そうなれたらいいのになって。

どうしたらそうなれるんだろう?って。

仕事が忙しくて、自分のための時間なんてなかったけど、ほんの少し、自分のために、自分を知るために時間を使ってみようと思ったんだ。

仕事が忙しすぎるのも、辛くてどうにかしたいと思ってた。

一人で頑張るにはもう限界だと思ってた。楽になりたい――。

 

それから数年、いろんな自分を発見し、自分が抱えていた問題に気づき手放していった。今は、「私は自分のこと、いいじゃん!よく頑張ってるな!」くらいには思えるようになったよ。認められるようになった。

その経験や気づきを、少しずつ、ここに覚書として書いて行きたいと思う。