もし、自分が自分の親友だったら?
自分を客観的に見ることが大事。
感情を感じることが大事と言ってきたけど、感情に飲まれてしまってる時、渦中にいる時は、客観的に見ることは難しいかもしれない。
少し時間を置いてみて、落ち着いてきたら、ちょっと自分を見つめ直してみよう。
もし、大事な友人が、モヤモヤと悩んでいたら、優しい言葉をかけて励ましたり、慰めたり、心配したりするよね。元気になってほしいと思うよね。寄り添って見守っているよね。きっとあの人は大丈夫、って信じているよね。
それと同じように、自分が、自分の友人だったら、自分になんて声をかけてあげられるだろう。
何かに失敗して落ち込んでいる時、「大丈夫だよ、そんなに落ち込まなくても。こんな日もあるさ」って言ってあげたい。
辛いことがあった時、「辛いよね、悲しいよね。気持ちわかるよ。悲しみを我慢しなくていいよ。泣いて泣きわめいて、泣き疲れるまで。そしてゆっくり休んで。無理に笑わなくていいんだよ。」って言ってあげたい。
自分だって、自分に優しくしてもらいたいんだよね。
間違ったことして、失敗して、人に迷惑かけたりして、落ち込んだりすることもあるけど、そんな時、「私ってなんてひどい人間なの」って自分を責めたり、「なんて情けない人間なんだ」「なんて恥ずかしいことしたんだ」なんて、自分を卑下したり、ついしてしまう。反省することは大事だけれども、必要以上に、自分を責めることはないんだよ。繰り返さなければいいのだから。そして、その経験から、何を学んだのか、ちゃんと自分のものにできたら良いのだから。その為にそのことが起こったのだから。
いいも悪いもなく、自分の成長のためにそれがあったのだ、と思って、その出来事に必要以上に苦しまなくてもいいんだよ。
何でも、「私が悪かったのかも?」って自分を責めてしまいがちな人は、それは自意識過剰かもよ。「考えすぎだよ」って友人は言ってくれるかもしれないよ。
自分のことを客観的に見てくれる、親友としての自分が心の中にいてくれたら、もっと楽に生きられるかもしれない。
もっと自分に優しくしてあげられる。
優しい言葉をかけてあげよう。自分が友人にかけてあげる言葉と同じ言葉を、自分にもかけてあげよう。きっと、ホッとすると思う。許せると思う。まぁいいか、と思えるようになると思う。何とかなる、って思えるようになると思う。
それでいいんじゃないかな。