満ち足りて優しく生きるための覚書

自分を好きになる、自分に生まれてよかったと言える、満足して、自分にも人にも優しくなれる、そんな人生にしたい。

自分を知っていく

この学びを始めた時に、一番最初にやったことは、自分の気持ちをきちんと感じてみるということ。

自分が何を好きで、何が嫌いで、何をやりたくて、何をやりたくないか。

誰か、何か、目の前の起こることに対して、自分が何を感じているのか。

 

最初は、いつも感じてることなんだから、感じていることを見るなんて簡単なこと、と思っていた。けど、簡単じゃなかった。

頭で考えてしまっているのだ。

例えば、「今日一日過ごしてみて、何か感じることはありましたか?」聞かれると、「あれして、これして、こうなって、こんなことがありました。」と答えていて、時系列を説明しているだけで、自分の気持ちがどう感じたかを話せてなかった。

それを見て、腹が立ったとか、心地よかった、とか、嬉しかった、楽しかった、とか、そういう感情を表す言葉が出てこないのだ。

指摘されて気が付いた。

 

そうなんだ、私は感情を表すのが下手だったんだ。

感じてないわけではないのだけど、表しちゃいけない、と思っていたのかもしれない。

素直に感じたことを言ってしまうと、人を傷つけてしまうかもしれない、とか不快にさせるかもしれない、とか、更には自分が傷つくのが怖い、とか、人に嫌われるかも、とか。

そう、感じることを怖がってたのかもしれない。

感情の起伏が少なかったと思う。

なるべく、振れ幅が少ないように、気持ちを抑えて振舞っていたのだと思う。

だから、自分のことを深く知ることも避けていたのかもしれない。

 

でも、「きちんと自分を知っていくことは楽しいことだよ」と言われて、目から鱗だった。楽しいこと?過去を振り返って、どんな思いをしてきたか、一つ一つ感じていくことは辛いことだと思ってたから、見たくもなかった。

確かに辛いことだろうけど、そこで起こったことは、自分の成長にとって必要だったから起こったこと。それが何かわかったら、その過去から解放される。

そして、そこから、自分が何を望んでいたのか、何を知る必要があったのか、自分にとって何が大事なのか、など、改めて確認していくのだ。

 

過去に起こった、自分の心に引っかかってモヤモヤしていることを、細かいところまで書き出して、一つ一つ向き合って、自分の気持ちを確認して、解放していく、ということをやった。

一度に理解できるわけではない。その時に必要なことが得られればそれでいい。

まだ、モヤモヤが残る時は、保留しておいて、タイミングが来た時にまた向き合ってみると、前にはわからなかった自分の気持ちを掘り下げることができる。

できなくても焦らなくていい。ゆっくりでいい。一つ一つ丁寧に向き合ってみればいい。少しずつ、自分を許していけるようになると、楽になっていくよ。