満ち足りて優しく生きるための覚書

自分を好きになる、自分に生まれてよかったと言える、満足して、自分にも人にも優しくなれる、そんな人生にしたい。

相手に言いたいことは自分に言いたいこと

多くの人が、友人から相談されたり、悩みやグチを聞かされたりすることがあると思う。

「こうすればいいんじゃない?」

「ああすればいいんじゃない?」

「そんなに気にしなくていいんじゃない?」

「もっと自分を大事にしたほうがいいよ」

「我慢しないで言いたいこと言ったらいいんじゃない?」

「そんなの許せないよね。辛いよね。わかる~。」

「そんなに人目を気にしてないで、やりたいことやったらいいんじゃない?」

などなど、さまざまに受け答えすると思う。

 

実は、目の前の人に言いたいことは、自分に言いたいことなんだよね。

目の前の人は、自分の心を現わしてくれる鏡だからね。

これが「鏡」の一つの解釈の仕方。

(その鏡の解釈も、その場その時によって、さまざまな見方があるので、簡単には説明できない。本当に難しい・・・。)

 

先ほどの答えの中で、例えば、「そんなに人目を気にしないで、やりたいことをやったらいいんじゃない?」という言葉は、「自分が人目を気にしてやりたいことをやっていない」ということ。

「我慢しないで、言いたいこと言ったらいいんじゃない?」というのも、「自分が誰かに言いたいことを素直に言えてない」ということ。

 

目の前の人が、言ってること&やってることで、何か自分の心に引っかかることがある時、気になることがある時、それは、自分でもやっている可能性があるし、同じような状況だったりする。

または、現在ではなくても、過去に同じことをやっていて、ネガティブな記憶として心に残っているという可能性がある。

その過去の傷を癒すタイミングが来たということなんだよ。

もう手放してもいいって、許すタイミングが来たということなんだよ。

 

人にいろんなアドバイスをしながら、「あれ?もしかして、これって私のこと?私も同じことやっちゃってる?」と気づけるようになるといい。

自分のこととして受け取れたら、少しずつ、本質の自分に近づいていくことができるよ。