満ち足りて優しく生きるための覚書

自分を好きになる、自分に生まれてよかったと言える、満足して、自分にも人にも優しくなれる、そんな人生にしたい。

ありのままの自分って?

毎日毎日忙しく過ごしていると、なかなか自分と向き合う時間が取れない。

一日30分でも自分の気持ちをゆっくり見る時間を作れるといい。

今日、一日あったことを振り返る、そして、その起こったこと見たこと聞いたことで、自分がどのように感じたのかを丁寧に見ていく。

そして、同じようなことが起こった時、感じ方が変化していれば、以前よりも成長したなってわかる。

感じ方が変わってなかったら、その時学ぶべきことをきちんと学んでいなかったということ。だから同じような現象が起きて、ちゃんと理解するチャンスがまた来るということなんだ。

 

これが好きだなぁ、楽しかったな、嬉しいな、これは嫌いだな(苦手だな)、あの人のあの言葉はちょっと引っかかったな、あの行動は賛成できないな、あれは許せない、そうされると悲しい、怖い、疲れたな、なんて、いろいろな感情が出てくると思う。

自分を主語にして感じてみるのが大事。客観的にね。

本当の自分の心を知っていくということは、あるがままの自分に近づいていくということだ。

今の本当の自分と思っている自分は、実は本質(ありのまま)の自分ではないことの方が多い。

今まで育った環境や境遇で、多くの人たちからいろんなことを言われたりされたりして、傷ついてきた。もう傷つきたくない、と思って、たくさんの防具を身に付けてきたと思う。嫌われないために、ムリに周りに合わせたり、ムリに笑顔を作り、やりたくないこともやったりして。やりたいことも我慢して。背伸びしたり、萎縮したり。人の評価を気にして。

それで体壊して、心壊して、自分らしく生きられなくなっていく。

今の自分が、本当に自分らしい自分って言える人が、どれだけいることだろう。

ムリしてる自分が本当の自分なんてありえない。

 

例えば、医者や弁護士になりたくて勉強する、とか、スポーツで勝つために鍛えるとか、こういうことは苦しいことだけど、自分で心から望んでなりたいものなるために必要な努力なので、この辛いことも乗り越えていけるはず。それが自分の道、自分らしい生き方、と言えると思う。(ただし、自分が望んでいるのではなく、周りの期待に応えるためにやるのは、自分らしい生き方とは言えない)

 

少し前に、「ありのままに生きる」のがテーマのアニメが大ヒットしたけれど、それはそう望んでいる人が多く、解放されたいと思う人の心に響いたからなんだと思う。

ありのままの自分、てどんな自分なんだろうって、一日少しでも向き合う時間を作れるといい。自分を知っていくのが楽しくなるはず。こんな自分もいたんだ、って発見するかもしれない。防具を一つずつ脱いでいったら、ありのままの自分が出てくるよ。

それは自分勝手とは違う。素直な自分なのである。いいことだけでなく、イヤな自分も見てしまうかもしれないけど、それも含めて全部自分。否定しないで、そんな自分がいることも許して認めてあげてほしい。それでもいいんだって。

本当はこうしたかった、こう言いたかった、謝りたかった、好きって伝えたかった、あの場所へ行きたかった、たくさん今までできなかったことを、これからは少しずつ自分の心に従ってやっていけたらいい。

最初から素直にできる人なんていない。やってみてできなかったら、「あ、まだ今はできない自分なんだな、でも、また次回やってみよう」って思えばいい。幸せになりたい、楽になりたい自分を諦めないで。