満ち足りて優しく生きるための覚書

自分を好きになる、自分に生まれてよかったと言える、満足して、自分にも人にも優しくなれる、そんな人生にしたい。

ね!やっぱり大丈夫だったでしょ!

やりたいことはできるようになっているとか、自分を信じるとか、天の配剤を信じるとか、最初からすぐに全面的に信じられるようになったわけではない。

本当にそうなのかな?そうだったらすごいけどな。そうであってほしいな。とか最初はいろんな思いがあったが、とりあえず、それが本当なのかどうか、自分で体験してみないと、心から信じられるようにはならない、と思い、とにかくやってみようと思った。

例えば、私は毎日の仕事の中で、やるべきことを書き出して、終わったものから消してゆく。

朝のやるべき仕込みがたくさんあって、どうしても開店前までに間に合わない!ということがよくあるのだが、いつも焦っていて、時間に追われていて、開店してからも仕込みをやっていたりする。

そこで、よく「仕込みが終わるまでお客様がきませんように!」なんて思ってやってたりしたのだが、こういう「否定の望み」は叶わないことになっている。やっぱり、仕込みできないうちに、お客様が見えて、テンパってグダグダになって、失敗し敗北感を味わうことになるのである。

こういう時は、「今、全部仕込みできてないけど、お客様が見えるまでには間に合うはず。もし、間に合わなかったとしても何とかなる。間に合わなかったら、(そのオーダーを)断ってもいい」と思ってやると、本当に、間に合ったり、間に合わなかったとしても、お客様は、仕込みができてないメニューでなく、別のものをオーダーされたり、何とかなるのである。

そして、「ね!やっぱり何とかなった。大丈夫だったでしょ!」となるのである。

 

自分が本当にやりたいことをやって、その延長でそうなった時は、それも天の意志である、と私は思っている。

例えば、朝、出がけに、ふと興味あるニュースをテレビでやっていて、それを見ていたために出勤が遅れ、仕込みが間に合わないとする。でも、本当に、自分が心から知りたかったニュースをそのタイミングでテレビで見たということは、流れに沿っているのであって、それに従ってよいのである。

そして、その上で仕込みができなかった時は、それで開店したとしても、お客様が見えなかったり、見えても違うものをオーダーしてくれたり、支障がないのである。そして、仕込みが全部終った後、そのオーダーが入ったりする。

うまく回っているなぁと、いつも思う。

だから、本当にやりたいことを、心に従って行動している時、うまく回っているので、焦ることなく、安心してやればいいのである。

「天は、きっと大丈夫だということを見せてくれるはず」と思い、そういう体験を繰り返していくうちに、「やっぱり大丈夫だった!」ということを確認していくのだ。そして、「大丈夫かな?」と心配する気持ちも薄れて行って、次第にそういうことも思わなくなる。思わなくなるということは、信頼できるようになっているということである。「ね!やっぱり大丈夫だったでしょ!」ということも思わなくなるのである。

そうなると、本当に不安がなく、安心して過ごせるようになる。

自分を信頼し、天を信頼し、いつでも大丈夫だと信じられるようになると、先の不安はないのである。それが当たり前になる。とてもラク。幸せだよ。

 

ただし、注意したいことは、本当にやりたいことをやるのではなく、やりたくないことから逃げるために、ごまかすために、それをやっているのであれば、望みは叶わない。

例えば、さっきの話で言うと、朝、仕事に行きたくない、仕込みしたくない、だから、なんとなくだらだらテレビを見てしまう、というのでは、うまく回らない。

また、仕込みしながら、「ダメだ、絶対間に合わない。間に合う気がしない。お客様に”ない”って断らなくちゃならない。」などと、否定的な、ネガティブな思いが強いと、それもうまくいかない。「うまくいく。大丈夫。」と、心から信じられない時は、うまくいかないのである。

表面的な望みより、心の奥底で思っていることが叶ってしまう仕組みなのだ。

だから、いくら頭で「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせてもうまくいかないのだ。

 

自分が心からやりたいことをやる、とか、自分の素直な気持ちを知る、とか、日々、自分の気持ちに寄り添っていくことが大事である。

きっと、「ね、やっぱり大丈夫だったでしょ」と確認することが多くなっていくと思う。し、いづれ確信が持てるようになり、それすら思わなくなる時が来る。

どんな場面においても通じることだ。

 

自分自身が体験して初めて納得できる。

自分で実験してみるとよい。

自分が本当に望んでいることはできるようになっている。

天は「大丈夫だよ!うまく行ってるよ!」というところを見せてくれるはずである。

そうやって、天と信頼関係を作っていく。