起こることは自分にとって必然
自分の心が何に反応しているだろうか。
何を見て、何を聞いて、自分の心がザワザワ、モヤモヤしたり、ウキウキしたりしているだろうか?
何でも起こることは自分を知るために、自分を成長させるために起こること。それは必然だ。必要なければ起こらない。起こったとしても、気にならない。
気持ちが反応する事には、自分にとってのメリット、デメリットが必ず含まれている。その経験から、何を得たのかをしっかり感じてみることが大切である。
無駄な経験はない。その時はわからなくても、必ず後から活きてくる。
どんなにつらい体験でも、恥ずかしいことでも、二度と味わいたくないと思うイヤな出来事も、全てがデメリットなのではない。必ず、そこには自分にとってのメリットがある。厳しいけれど。自分が何かを学びたいと思う、その一番わかりやすい方法で体験しているのである。だから、それが全て良い、悪い、で判断することなく、とりあえず受け入れて見てほしい。
例えば、とても頑張って受験した第一志望の学校に落ちてしまう。仕方ないから、第二志望の学校に行くこととなる。そこで出会った友人と一生の友人になるかもしれないよね。または、その入った学校の技術を生かした仕事に就くかもしれないよね。
そう考えると、第一志望の学校に落ちたことがメリットだったと言える。
人生は選択の連続、とはよく言われることである。自分が何を選択して、何を経験するのか、それは自分の人生を豊かにしてくれる。
体験したことが自分にとって、何をもたらしてくれるのか、メリットとデメリットを感じてみることが大事。
何かをやりたくても動けないのは、その今の状態に、何かメリットを感じているからである。口では「こうしたい、ああいう風になりたい」とか言っていても、心の中で、「今の状態がいいんだ」と思っていると動けないよね。
例えば、「結婚したい!」なんて言ってても、動けない時。心の中で、「自由でいたい」と思っていれば、今の状態がいいと思っているから動けないよね。
何か、気持ちが引っ掛かることがあったら、そこにある、メリット、デメリットを書き出してみるといい。
何が不安かわからないから不安が続くのである。きちんと紙に書きだして、可視化すると、何が不安かわかる。それを解消していけばいいのだ。
全ての事象は、自分にとって必要だから起こるのだから、自分を知るために起こるのだから、恐れなくていいんだよ。自分が自分をどう見ているかがわかるんだよ。