自分の気持ちを客観視する
何かが起こった時、見た時、聞いた時、それに反応して気持ちが動く。
ワクワクときめいたり、ザワザワ、モヤモヤ不安になったり。
カチンと怒りを感じたり、ぶわっと悲しくなったり。
その感情が湧き上がってくるのは、どんな気持ちが上がってきたとしても大丈夫。それが自分の正解。ちゃんと感じてみよう。
そして、客観視してみよう。
「あ、私は今、こういう風に感じているな。」とただ見るだけ。
どんな感情が湧いてきてもいいんだよ。
例えば、人に対してイヤなことを感じても、「こんなことを感じてしまう私って、なんてひどい人間なの!」なんて自分を否定しなくていい。卑下しなくていい。
ただ、自分の気持ちを確認していく。
私はこういうことが好きなんだな。
私はこういうことが嫌いなんだな。
こういうことをに興味があるんだな。
こういうことに感動するんだな。
これは悲しいな。
これは辛いな。などなど。
小さなことから、意識的に感じてみる。自分の素直な気持ち。
楽しく嬉しい気持ちなら幸せだけど、そればかりではないよね。
イヤな気持ち、不安な気持ち、本当は何かを感じているのに、「こんなこと思っちゃいけない」などと思って、気持ちに蓋をしてしまうと、心の中にくすぶったまま積もっていく。そうするとモヤモヤが残ったまま消えることがない。感じて、身体に流して抜けていくのを待つ。
何かとても辛いことや悲しいことがあって、そのまま感じてしまうと耐えられない、自分が壊れてしまう、と思う時は休んで、時間をかけてゆっくりと、焦らず落ち着いてから見直せばいい。
無意識に感じてその渦中にいると、感情に振り回されてしまって何も見えなくなってしまう。
今いる地点を自分が客観視できれば、そこから変化して行ける。
「今、私はこう感じた。どうしてそう思うのかな、どうだったらいいのかな、どうだったらよかったのかな、どうしてほしかったのかな、何を言いたかったのかな、何を言ってほしかったのかな。」などなど
と自分に聞いているうちに、自分が自分をどのように見ているかわかってくるし、自分の本当の望みもわかってくる。
どうしたらいいか、ではなく、自分がどうしたいか。が一番大事なんだよ。