満ち足りて優しく生きるための覚書

自分を好きになる、自分に生まれてよかったと言える、満足して、自分にも人にも優しくなれる、そんな人生にしたい。

変わりたいのになかなか変われない理由

今のままじゃいけない、変わりたい!と思っても、なかなか気持ちが上がらずに、焦るだけ焦って、なかなか変われないことがある。時間だけが過ぎていき、何もしていない、何もできていない自分に焦って、自分が嫌になる。

なんで、何もできないの?こんなに変わりたいと思っているのに。

どうして気持ちが上がらないの?やりたいと思っているのに。

 

そんな時は、自分の気持ちを改めて見つめ直してみよう。

変わった後のことを周りに否定されるのを恐れているのかもしれないね。

やりたいことをやった時に、どんなことを言われるか、どんな目で見られるか、その評価を気にしているから、躊躇してしまうのかもしれない。

自分には、そんな変わるだけの価値がない、って思ってたら、変われないよね。

そんなことしたって、意味がないって、思ってたら、変われないよね。

じゃあ、その価値観はいったいどこから来たの?

 

それとも、反対に、本当に自分が変わりたいと思っているの?

もしかして、周りの意見に左右されて、変わらなければならない、と思ってるだけじゃない?本当は、変わりたいと思っていないんじゃない?このままの自分でいいと思っているんじゃない?今のままの自分で、何が悪いの?なんて思っているかもしれないね。

 

もし、本当に、心の底から自ら変わりたいと思っても変われていない時は。

変わった後に、自分がどういう風になると思っているの?何を恐れているの?

そこを見てみよう。

そして、その未来のイメージよりも、現状の自分の方がいいと思っているから変われないんだよね。じゃあ、現状の自分を手放せない理由は何?メリットは何?

そこも見てみよう。

もし、今のメリットよりも、変わるメリットを得たいと思ったら、変われると思うよ。

 

以前、私は、自分のお店を持つことを長年夢見てきた。

東日本大震災の後、いよいよ、「自分のやりたいことをやってみよう。」って思って、

動き出そうと思っても、なかなかできなかった。

どこに出すのか、お金はどうするのか、やり始めたら後には引けない、と、頭の中でグルグル考えるだけで、おじけづいてしまうのだ。一番の理由は、お金が足りず、一部を親に借りようと思っていたけど、自営業反対の親に、なかなか言い出す勇気がなかったことだ。

物件探して、何十件も見に行きながら、見つからないって言ってたのは、もしかしたら、親に言いだす時期を遅らせるために逃げていた結果だったのかもしれない。

本当に、お店出したいと思っているのに、その前に親にぶつかることを恐れていて、親を説得する勇気がなくて、言い訳してただけなんだ。

本当の自分の気持ち、恐れがあることに気づいたら、気持ちを整理して、前を向くことができた。

物件が見つからない、できない!と思っていたのは、問題はそこではなくて、自分の恐れだったんだよね。

それでも、やってみたい、と思って前を向いたら、ちゃんと気が合う良いコンサルタントさんと出会うことができて、物件が決まって、親にも話をして、お金も何とかなって・・・と、あれよあれよといううちにどんどん進んでいった。

 

目の前の問題は、本当の問題ではなく、自分の心に向き合うことが大事。

変わりたいのに変われない時って、変わることを恐れている自分がいて、今のままの方が不満はあるけどラクだったり、安心だったりするから。

そうそう、自営になったら、がむしゃらに頑張らなければならない、と思っていたことも踏み切れなかった理由。今の安穏とした生活、雇われてた方が楽でいいんじゃない?わざわざ大変な思いをしなくてもいいんじゃない?なんて思ってたこともあったから。

自営業って、休む暇なし、ってイメージだった。走り続けて、息切れして頑張り続けるのって、しんどいもんね。

でも本当は、自分がやりたいことをやる時は、そのしんどいことも楽しめるはずなんだよね。

 

本当の自分の願いを叶えてあげられるのは自分だけ。決心すること。心を決めること。

本当に、これがやりたかったんだ、変わりたかったんだ、って心が決まったら、現実がそれに向かって動き出すよ。

 

もう一つ、変わらないことによるメリットが、変わる何かよりも大きい場合、それによって得るものがまだ満たされていないから、変われないということもある。

その現状から、何を得ているのかをしっかり見て、手放した後どうなるかのシュミレーションもしてみる。怖がらないで。シュミレーションしたからって恐れている通りになるとは限らないよ。それは頭の中だけの勝手な想像だから。それが今起こっているわけではないから。恐れる過ぎるのはやめて、自分の可能性も見てあげよう。恐れの元をちゃんと見て意識して、「起こるとは限らない」って手放してみる。

できれば良し、できなくても、それも良し。その時また考えればいい。一つ経験したことで、成長できる。

動かなければ変わらない。

大きく変わる必要はない。小さなことから少しずつでいいんだから。

小さな変化ができたら自信になるから。

 

そうそう、他にも、めんどくさい、とか疲れてる、とか他にやりたいことがあるからそれを片付けてから、という場合もある。それも、恐れから逃げているだけだから、本当の自分が恐れていることが何か、に向き合う必要がある。

本当に疲れている場合は、とにかく休む。気が済むまで休む。休んだら、飽きてきて、やる気になると思うよ。

 

まぁ、自分が現状でいいと思っているなら無理に変わることもない。

自分が後悔しなければいいのではないかな。

変わりたくない、と本気で思っているなら、そのままでいいよ。

自分のやり方でいいって思ているなら、それでいいと思うよ。

幸せなら、それでいいよね。