完璧主義者は幸せになれない
完璧な人はいない。
完璧でない人たちが、みんなで補い合うことで成り立っている世の中である。
だから、完璧主義を貫こうとしても無理なんだ。
完璧ってそもそもどういうことを言うの?
仕事も、家事も、育児も、親の介護も、趣味も、すべてをそつなくこなし、人当たりもよく、気遣いができて、会話もウィットに富んでて、TPOをわきまえてて、見た目もキレイで麗しく、etc、etc。
そんな完璧な人、世の中にいるわけない―。
そんなことやってたら、疲れるわ!病むわ!
完璧主義者は、全てできることを望む。
でもできないから、できない自分やできない人を責めてしまう。責めるって辛いよね。
できなくて当たり前なんだから、「私はできない!」って自分を責めるのはやめよう。
できない人を責めるのはやめよう。他の人は、みんな自分のようにはできないのだから。できるかできないか、監視するのをやめよう。気持ちがいつも張りつめてて休まらない。
できないことはできないと認めて、できる人を頼ろう。甘えよう。
みんなできることとできないことが違うのだから。
得意なことと不得意なことが違うのだから。
一人で抱え込んで、「私ばっかり大変な思いしてる」と愚痴るのはやめて、人に任せよう。頼ってくれたら嬉しい人だっているよ。
「何か手伝おうか?」と声をかけてもらったら、「お願いします」と甘えてみよう。
せっかくの好意を「大丈夫です!」「結構です!」とはねのけたら、相手は寂しいかもしれない。お互いに助け合えたら、お互いが楽になって幸せになるよね。
一人で何でもかんでもやってしまったら、周りにいる人たちは何もできなくなる。
力を発揮できなくなる。やる気もなくなってしまう。空気がよどむよね。
そんなに完璧に何でもできなくていいんだよ。
もっと肩の力を抜いて、息を下ろし、楽になれたら幸せに近づくよ。